益田市の中心地から車で30分程度。日晩山(ひぐらしやま)を背にした人口347名の里山。ここが、真砂地区です。そんな自然豊かで水がきれいな里山で作られている真砂のとうふと生産者を紹介します。
直火で熱を加えながら大釜を木べらでかき混ぜ、じっくりと豆乳を炊いていきます。
原料に使われるのは、島根県産大豆サチユタカと日晩山の伏流水です。
炊き上がった豆乳を桶に移し空になった釜を除くと、釜底には茶色く焦がされた豆乳の膜がびっしりと張っています。まるで、香ばしく焼いた湯葉のようです。
この「焦げ」こそが「真砂のとうふ」の特徴のひとつで、釜炊きならではの独自の「香ばしさ」が豆腐にも宿るのです。決して、強い苦味があるわけではなく、煎り豆のような素朴な香りが鼻を抜けるような印象です。
「真砂のとうふ」を製造する「有限会社 真砂」の代表・岩井 賢朗(いわい けんろう)さん。
地元の人々からは「トウフマン」の愛称で親しまれています。
すぼ豆腐を作っている工房の従業員では最年長のおばあちゃん。城市(じょういち)フミさん。
力作業も何のその、と言った勢いで、テキパキと一つ一つ丁寧に仕事をこなしていきます。
“すぼ豆腐”とは、巻き簾や藁などで包んだ豆腐を煮ることで、豆腐に「す」を立たせて味を染み込みやすくした加工品です。こういった豆腐加工品が、ハレの日の食卓に登場したのですね。
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