島根県で一番大きいといわれる樹木の一つに「池村のクスノキ」があります。
自動車で国道9号を高津川に沿って走り、道の駅シルクウェイにちはらから堤田(つつみだ)地区に入ると大きくそびえる巨木を見つけることができます。
樹高35m、幹周り12・5m、南北に約42mもの枝を広げている、島根県で一番大きな木が津和野町にあります。
昭和33年7月に県指定文化財、天然記念物の第1号に指定されています。
クスノキは常緑樹なのでいつ見ても変わらぬ姿で、根元に立って見上げるとその大きさに圧倒されてしまいます。
戦時中、防腐剤として使われる樟脳の原料にするため木を購入して伐採しようとする業者と、保存しようとする地元保存会の間で激しい攻防戦が行われ、一時は伐採されそうになったそうです。
しかし和14年10月に県の天然記念物に仮指定、同18年には国の天然記念物に指定され、伐採の難から逃れたそうです。同30年には制度見直しのため全般的に解除され、同33年7月に改めて県指定文化財、天然記念物の第1号に指定されています。クスノキは常緑樹なので、いつ見ても変わらぬ姿を見せてくれます。根元に立って見上げると辺り一面が覆わ、その大きさには圧倒されてしまいます。
コメント一覧
ちゃんセブ 2022年04月20日
知りませんでした!今度、見に行きたいと思います。
ヒロみち 2022年04月12日
島根県一はすごいです。後世に残していけるといいですね。